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ウクライナの家庭料理 避難民がキッチンカー あすから丸の内で - 東京新聞

キッチンカーとヤボルスカ・カテリーナさん(左から2人目)。その右が順に避難民の祖母と母親。左端は夫。

キッチンカーとヤボルスカ・カテリーナさん(左から2人目)。その右が順に避難民の祖母と母親。左端は夫。

 ロシアによる軍事侵攻を受け、ウクライナから日本に避難している人たちが八日、母国の家庭料理を販売するキッチンカーを東京都千代田区の丸の内中通りで始める。

 滋賀県在住でウクライナ出身のヤボルスカ・カテリーナさん(31)が日本人の夫や、いずれも同県彦根市に避難中の母親、祖母と話し合い事業化。食を通じた日本の人たちとの交流や、避難民の仕事作りが目的だ。キッチンカーは七月スタートの彦根市に続き、丸の内が二台目。避難民五人を含む七人で運営するという。

 もちもちした生地にチーズや肉、魚などを挟む「ブリンチキ」(四百円)や、ドライフルーツをもとにした伝統的なジュース「ウズバル」(二百五十円)を提供する。月、水、金曜の午前十一時半〜午後二時半。

 カテリーナさんは「悔しいですが、われわれ一般市民に母国の戦争を止める手だてはありません。しかし、避難先の第三国で母国の復興へののろしを上げることはできると信じております」と話している。(竹島勇)

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