大量発生 出荷に適さないムラサキウニ料理の試食会 鳥取市｜NHK 鳥取県のニュース - nhk.or.jp

鳥取県沿岸で出荷に適さないウニが大量発生し、海藻が食い荒らされるなどの被害が出ているなか、このウニの活用を検討する県のプロジェクトの会合が開かれ、新たに開発された料理の試食が行われました。

鳥取県沿岸では、出荷に適さないムラサキウニが大量発生し、海藻が食い荒らされる「磯焼け」が進んでいて、アワビやサザエの漁獲にも影響が出ています。
ムラサキウニは身が少なく出荷に適さないことから、県は駆除を進めていますが、ことし６月からはこのウニを活用した料理を検討するプロジェクトを立ち上げています。
２６日に鳥取市で開かれた会合には、県や漁協の関係者などが出席し、料理人がムラサキウニを使って作ったコロッケや、おから料理などを試食しました。
試食した人たちからは「ウニの風味をもっと出した方がいい」とか「栄養価が高いため、おからを掛け合わせた料理は給食には向いている」といった意見が出されていました。
県はこうした意見を取りまとめ、来年にはムラサキウニ料理を一般の人にも味わってもらうイベントを開催することにしています。
県水産振興局の國米洋一局長は「ムラサキウニは濃厚ではないが、海の香りがしておいしいという人も多く、食材として活用することで漁業の再生につなげていきたい」と話していました。

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