【矢板】第24回シーフード料理コンクール(全国漁業協同組合連合会主催)の「プロを目指す学生部門」で、矢板高栄養食物科3年奥村穂乃香(おくむらほのか)さん(18)=荒井=の「ヤシオテリーヌ」が上位3作品に次ぐ特別賞に選ばれた。オリジナル1477作品の中からアイデアと努力で見事射止めた。
ヤシオテリーヌはツツジの名所長峰公園で県花ヤシオツツジなどが広がる景色をイメージ。県名産のヤシオマスのピンク色とホウレンソウの緑色で2層にし、真ん中にアユのソテーを入れ、サンショウ、クリーム2種類のソースをかけた。
テリーヌは正月やクリスマスで母親が作る家庭料理。出品前に母親から助言を受け、学校と自宅で6、7回調理を練習した。
書類審査を通過した7人による実技審査は12月3日東京で開かれた。奥村さんは調理器具の不具合による時間ロスを乗り越え、練習以上に速くきれいに仕上げることができたという。
10月の第10回豆乳レシピ甲子園で部門最高賞を受賞した際はレシピのみの審査だった。奥村さんは「今回は会場で競い合った分、達成感が違った。今後も斬新なアイデアでオリジナル料理を作り栃木をPRできれば」と笑顔で話した。
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