「100均でこの完成度！」料理のプロが選んだ〈卵グッズ７選〉 - with online

稲田俊輔「卵好きに捧ぐ。ゆで卵に味玉、温泉卵にだし巻き卵に……！」【いそがし家庭は金で解決だ！】第52回

毎日の料理の手間や負担が減らせる調理器具があれば、ごはん作りはラクになる、そしてよりおいしくなる！お掃除を自動掃除機に頼るなら、料理も便利な道具を活用しませんか？

アイデア溢れる料理家としても人気の高い稲田俊輔さんが、おすすめの製品を使った夕ごはんに役立つオリジナルレシピを提案します。忙しい家庭にとって一番惜しいのは「時間」。優秀な調理器具や調理家電で貴重な時間を手に入れる＝【お金で解決しよう！】という連載です。

100円ショップやハンズ等で多種多様に展開されているアイデア調理グッズ。「本当に使えるのか？」「買う価値はあるのか？」…… 前回に続いて、料理のプロ・稲田俊輔さんがそれらをリアルにお試し＋本音でレビュー！今回取り上げるのは〈卵グッズ〉。思わずつっこみたくなるものから、100円でこの完成度！とうなる逸品までご紹介します。

教えてもらうのは……稲田俊輔さん

日本人は……いや全人類が卵好きだから？！驚くべき卵アイテムの数々

日本人は卵料理が大好きです。いや、もしかしたらそれは日本人に限られることではなく、人類は卵好きである、と言うべきなのかもしれませんが、とにかく卵料理は広く深く愛されています。なので、アイデア調理グッズの世界においても、卵関連商品はそれだけで売り場の一角にコーナーができるほど、その品揃えが充実しています。

卵が最も活躍する場のひとつが「お弁当」。お弁当には卵焼きが欠かせません。しかし近年、絶対王者卵焼きに迫らんとするダークホースが登場しています。そう、それが味付け半熟卵。特にインスタやTikTokで注目を集めるキラキラ弁当の世界においては、もはやマストアイテムと言えるでしょう。

さて、アイデアグッズを駆使してこの味付け半熟卵を作ろうとした時、そこには何種類のアイテムが登場するかおわかりでしょうか。答えはなんと４種類、「卵の殻に穴をあけるやつ」「ゆで時間のタイミングを見極めるやつ」「殻をむくために全体にヒビを入れるやつ」「調味液に卵を漬け込むやつ」です。

アニメ『サザエさん』の有名なエピソードで、波平さんが「全自動タマゴ割機」を発明するというものがあります。こちらは完全にシュールなギャグですが、この半熟味付け卵四天王はギャグでもなければシュールでもありません。生活です。

いったいこのうちどれとどれが本当に必要なのか、それは結局のところ、使用頻度が全てと言えます。もし僕がラーメン屋さんで、一日100個の味付け半熟卵を作るとしたら、四天王は全員召喚しそうな気もします。では、週に５回２人分ずつの（できれば多少はキラキラした）お弁当を作る立場だったらどうか。気が向いた時だけインスタントラーメンに乗せたい程度の頻度ならどうか。卵関連に限らず、アイデアグッズの有用性の判断は、結局そこに行き着きます。

卵料理の場合、有用性にもうひとつ重要なポイントがあります。卵料理は簡単なようで案外シビアなところがあります。たとえば、普通の卵焼きはまだしも、だし巻きや茶碗蒸しとなるとそれなりの技術も必要。ゆで卵の殻だって、綺麗にむくにはコツがいります。そういうポイントを、時に電子レンジの助けも借りたりしつつクリアーせんとするのが、卵関連グッズの重要な使命とも言えます。

茶碗蒸しやだし巻きを電子レンジでおいしく作ろうだなんて、ちょっと虫が良すぎはしまいか。誰もがそんな疑惑を抱くと思います。実際のところはどうなのでしょう。さっそく検証していきたいと思います。

謎アイテムから定番にしたいアイテムまでご紹介！

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