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銀座で食べたスパゲティに感激 本場でイタリア料理学ぶには…諏訪市の17歳が選んだ道|信濃毎日新聞デジタル 信州 ... - 信濃毎日新聞デジタル

 通信制のプリマ国際高等学院3年の高橋徹さん(17)=諏訪市四賀=が、10月にイタリア北部の都市ボローニャに留学する。諏訪市内の飲食店で見た料理人の技術に憧れ、その後大好きになったイタリア料理に関心を持った。今は留学に備え、温泉旅館でアルバイトをして留学資金を稼ぎ、料理の経験を積む毎日だ。合わせてイタリア語を学びつつ、本場の料理をはじめとするイタリア文化に触れたいと考えている。

 高橋さんの留学は1年間ボローニャに滞在し、語学学校に通いながら、料理や芸術、建築などの文化を学ぶ計画。最初の3カ月は「現地に住む人たちと暮らし、イタリアの文化を近くで触れたい」とホームステイをする。その後、スイスやスペインなどヨーロッパ各地を巡るという。

 料理の世界に引かれたのは中学生の頃、諏訪市の料理店「きよ兵衛」での食事がきっかけ。料理がおいしかったのはもちろん、店主が「若い人も興味を持ってほしい」と高橋さんを調理場に入れ、食材の下処理などを手伝わせてくれたという。お客さんと会話しながら料理をする店主の姿に憧れを抱いた。

 2020年、中学2年だった高橋さんは東京・銀座のイタリアンレストランで家族とともに食事をした。この時食べたボローニャ風のスパゲティに感激。イタリア料理について調べるうちに「早く現地へ行き、言語や文化に触れたい」との思いが高まり、留学を決意した。

 イタリア語を学ぼうと思ったものの、住んでいる諏訪市内ではイタリア語を学ぶ講座などは見つからず、インターネットで探した結果、日伊協会長野(上田市)のイタリア語の講座を知った。現在は月2回、親に送り迎えしてもらい、上田市にある日伊協会長野の事務所に通い、イタリア語を学んでいる。

 現地でイタリア料理に触れる前に、自身が生まれ育った日本の料理を学んで料理の技術を高めたいと、昨年6月から諏訪市のホテル「浜の湯」の調理場でアルバイトをしている。任されている仕事は食材の下処理や盛り付け。高橋さんは「料理の知識や盛り付けのセンスなどを料理人の働く姿を見て学んでいる」。

 母の奈保美さんは「興味を持ったことや心を動かされたことに、自分で稼いだお金でチャレンジをするのはすてきな生き方。どんな道でも応援したい」と後押しする。

 イタリア留学まで残り約5カ月となり、現在は学業とアルバイト、イタリア語の習得という多忙なスケジュールをこなしている。大変に感じることもあるが、「自分が好きなことに自由に時間を割ける」と高橋さん。「現地では目で見て本場の味を知り、感じたことを大事に将来の糧にしたい」と意気込んでいる。

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