「ドクターごはん」は、市内にある医療法人・秋月会の関連会社「レストラン ビー」が運営し、新規事業として昨秋に開業した。レストランと「ドクターごはん」の料理には、安芸高田市の農園「まごやさい」が低農薬で育てた農産物を中心に使う。同農園は、市内の飲食店やホテルなど100店以上に農産物を出荷している。
開業のきっかけは、新型コロナウイルス禍でレストランの売上高が2割に激減したこと。「ドクターごはん」事業部の石井芳典さん(53)は「家にいながらレストランの料理を味わえる手段として自販機に着目した」と振り返る。
自販機は24時間営業、非接触型で感染症対策に有効だ。購入しやすいよう店内に従業員は配置していない。初期費用は、保存冷蔵庫や自販機6台など約2000万円。
メニューは和洋中、スイーツなどをシェフが考案。秋月会の産婦人科医・香月孝史理事長らが監修した。これまで1200以上の自販機用の商品を開発している。
価格は1品200~3800円。商品の一例を見ると「フレンチ前菜5種セット」が1000円、ホタテのポワレやアナゴのコンソメ煮などメインディッシュのセットが1400円。フォアグラを使ったフレンチなど、前菜からデザートまでフルコースを堪能できる。
今後は産後の健康維持のため、栄養バランスの良い料理や離乳食なども導入予定だ。石井さんは「ニーズに応える商品を開発し、食べて健康づくりを楽しめる料理を提供して、一人でも多くの人に味わってもらいたい」と意欲を語る。
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