さまざまな才能が融合する時、新たなクリエイションが生まれる。キッチンスタジオに集った14名のトップシェフ。ドン ペリニヨン ロゼ ヴィンテージ 2008から彼らは何をインスパイアされたのか──。
ドン ペリニヨン ロゼ ヴィンテージ 2008からインスパイアされたもの
舞台は虎ノ門ヒルズの「Social Kitchen TORANOMON」。ここは若手シェフと企業や社会をつなげ、新たな価値や創造物を生みだすプラットフォーム。2年前に開設されたこのキッチンスタジオに、気鋭のシェフ14名が集まり、『DOM PÉRIGNON RE:UNION CHEF’S TABLE』が開催された。
「DOM PÉRIGNON RE:UNION」は、プレステージ・シャンパーニュの代名詞「ドン ペリニヨン」との関係を深めながら、シェフ同士の交流、日本のガストロノミー界の活性化を目的に結成されたコミュニティ。フレンチのシェフばかりでなく、焼き鳥、天ぷら、精進料理などジャンルは多岐にわたる。仕掛人は最旬のガストロノミーに精通し、今号のハワイ特集でもレストランをナビゲートしてくれた本田直之氏。今回のお題目はあらかじめ決められた食材を用い、あの『料理の鉄人』さながらドン ペリニヨン ロゼ ヴィンテージ 2008に合う料理をその場で作ることだ。
14名のシェフは6つのグループに分かれ、午前のセッション1に3グループ、午後のセッション2に3グループがそれぞれ腕前を披露した。課題の食材とできあがった料理、それに担当したシェフは下の表のとおり。
各セッションに先立ち、ドン ペリニヨン ブランド アンバサダーのティモシー・ベック氏が、シェフたちを前に試飲レクチャー。ドン ペリニヨン ロゼ ヴィンテージ 2008はクラシックでピュアなヴィンテージで、フレッシュな酸味が鍵になること。また白ブドウのシャルドネと黒ブドウのピノ・ノワールがほぼ半分ずつアッサンブラージュされたパラドクサル(逆説的)な性格を持つこと。そして12年以上もの長期間、澱とともに熟成させていることを強調した。
DJの選曲するミュージックでリズムを取り、キッチンに用意されたドン ペリニヨン ロゼを時折チェックして料理を仕上げるシェフたち。完成した皿はいずれも素材の持ち味を生かしつつ、ドン ペリニヨン ロゼとも見事な調和を奏でていた。
異なる品種、異なる土地のブドウを組み合わせるアッサンブラージュを発明し、シャンパーニュに革新をもたらした修道士ドン・ピエール・ペリニヨン。今回は異なるジャンル、異なるバックグラウンドのシェフがアッサンブラージュされ、新たなクリエイションが生みだされた。
RE:UNION CHEF’S TABLE
– Session1 –
食材:Olive
料理:オリーブとウニの冷製カペリーニ
シェフ:田窪大祐(TACUBO)/薬師神 陸(unis)
食材:Scallops
料理:ホタテ 白インゲン 梅 桃
シェフ:目黒浩太郎(abysse)/葛原将季(レミニセンス)
食材:Duck
料理:鴨のロースト 藁の香り マーガオ
バラとリュバーブのコンフィチュール
岩茶大紅袍のソース
シェフ:大久保丈太郎(肉割烹 上)/田村浩二(Mr. CHEESECAKE)
– Session2 –
食材:Fennel
料理:フェンネルと鰯 夏野菜 出汁ひたし
シェフ:米澤文雄(No Code)/宮坂展央(宮坂)
食材:Octopus
料理:①タコのミンチのキョッキ
ドン ペリニヨンのフランベ
②タコの三草焼き
シェフ:奥野義幸(ラ・ブリアンツァ)/池川義輝(鳥しき)/楠 忠師(くすのき)
食材:Lamb
料理:Domタコス Pérc+’ソースを
あgnon時の甘いひととき
シェフ:信太竜馬(élan)/糸井章太(オーベルジュ eaufeu)/野村祐介(醍醐)
問い合わせ
MHD モエ ヘネシー ディアジオ TEL:03-5217-9732
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