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奈良 伝統の「大和野菜」 フランス料理でPRする催し|NHK 関西のニュース - nhk.or.jp

奈良県の伝統野菜、「大和野菜」の魅力をフランス料理でPRする催しが奈良市で開かれました。

よくしまった肉質の「大和丸なす」や甘みのあるネギの「結崎ネブカ」などの「大和野菜」は、奈良県が認定する25種類の伝統野菜です。
古くから栽培され、品種改良などがされていないため、大量生産には不向きで栽培が難しく、普及が大きな課題となっています。
13日は「大和野菜」の魅力を料理でPRしようと、奈良市内のホテルで、料理人や一般の人たちも参加し、食事会が開かれました。
フランス料理のフルコースが順番に提供され、参加者たちは、▼「味間いも」と呼ばれる大ぶりのサトイモを使ったスープや、▼「大和丸なす」などを生クリームのソースで煮詰めた魚料理、それに▼「大和きくな」という葉物野菜を使ったロールケーキなどを堪能しました。
参加した中国料理店のシェフは、「野菜の味もしっかりしていておいしいです。地元産の野菜をなるべく使いたいと考えていたので、生産農家と連携してこれから活用できたらいい」と話していました。
また、生産農家の70代の女性は、「デザートにまで使えることに驚きました。私たちの生産した野菜がさまざまなメニューで楽しんでもらえることはうれしい。全国に普及するように生産をがんばります」などと話していました。

【「大和丸なす」とは】
奈良県の「大和野菜」のうち「大和丸なす」は、古くから県内で作られてきた「伝統野菜」にも登録されています。
つやのある濃い紫色で直径10センチほどの丸い形をしていて、肉質がよく締まり煮崩れしにくいのが特徴です。
農家の松本大介さんは、奈良市内で祖父の代から「大和丸なす」をつくっています。
現在は、広さ1500平方メートルの農業用ハウスを使って年間10トンほどを出荷。
例年5月から10月ごろまで収穫の時期を迎えます。
松本さんによりますと、「大和丸なす」のへたには鋭いトゲがあり、出荷の際には互いに傷つけないよう注意が必要なうえ、一般的なナスに比べて収穫までに時間がかかり、収穫できる数も半分程度と少ないということです。
それでも希少価値が高く、うまく火を通すとほかのナスにはないキノコのようなうまみが出るということで、県内をはじめ京都や東京などの料亭でよく使われているということです。
松本さんは「品種改良されていないので、なかなか出荷に適さないものが出来てしまい苦労もありますが、ここでしか食べられないすごくおいしいものだと思って育てています。ぜひ大和丸なすのことをもっと知ってもらいたい」と話しています。

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