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日本料理の現代の名工、一皿のカレーが運命を決めた 松本「草創庵」店主が来た道:中日新聞Web - 中日新聞

 草間 民安さん(68)

 長野県松本市の浅間温泉で日本料理店「草創庵」を営む。結納や七五三など食事の席に合わせてメニューを考え、懐石料理を提供する。「この店を選んでもらった縁を大切に、思い出になるようなおもてなしを」と、真心込めて。

 同県四賀村(現松本市)出身。小学6年生の時、姉が初任給で連れて行ってくれた食堂でカレーを食べた。「味、光沢、香り、すべてが違う。これがプロか」。この一皿に魅せられ、料理の道に進むことを決めた。

 「季節の食材を生かせるのは日本料理」と、20歳から修業を開始。下積み生活で心が折れそうになっても「この道しかない。自分が選んだのだから」と言い聞かせた。器と盛り付けのバラン...

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