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情熱大陸:摘草料理人/清水滋人、岩田芙美代 野趣あふれる里山の絶品ジビエ料理 二人の料理人が織りなす四季の物語 - 毎日新聞

「情熱大陸」に登場する清水滋人(右)と岩田芙美代=MBS提供 拡大
「情熱大陸」に登場する清水滋人(右)と岩田芙美代=MBS提供

 岐阜県山県市。自然豊かな山間に人口わずか63人(令和5年4月1日時点)の集落がある。ここに全国から美食家たちが訪れる料理店があると聞いて行ってみると、たたずまいはごく普通の一軒家。店の表札には「きのこ」と「ジビエ」の大きな文字が。

 摘草料理「かたつむり」は、都会では決して味わえない里山の滋味を堪能できる、野趣あふれた店だ。

 1年先まで予約が入っているという四季折々のコース料理は1日16人限定。常ににぎやかなこの店を切り盛りする清水滋人とパートナー・岩田芙美代の二人がドキュメンタリー番組「情熱大陸」(MBS製作著作/TBS系全国ネット、4月23日午後11時25分~)に登場する。

 料理人でありながら自ら山に分け入り、採ってきた食材を提供しているため、どんな旬の恵みが手に入るかはその時々で変わってくる。自然との格闘とも言うべき暮らしの中で、連日客をもてなすこと11年、変わらぬ味を届けてきた。

 カメラを向けたのは去年10月、秋まっただ中の山中で二人が探していたのはきのこ。

「城の場所は誰にも明かさない……」と言うほどに何年もかけて探し当てた生え場の状況を確かめながら、1年ぶりに絶品きのこに巡り会う。その瞬間、清水の表情は、まるで少年のようだった。

 けれど、去年は大動脈解離で倒れ生死をさまよった。胸の手術痕が今も痛々しく、再発のリスクを抱えているのだという。山での食材探しを生業としながら、無理はさせられないと不安を抱える岩田。二人であと何年 店を続けられるのか。

 秋、冬、春―季節の移ろいと共に、里山に生きる二人の料理人を見つめた。

<[プロフィル>

清水滋人(しみず・しげと) 1955年2月23日、岐阜県山県市生まれ。岐阜・山県市の摘草料理「かたつむり」の料理人。里山育ち、山菜や川魚を獲ることが日常の遊びだった。高校卒業後、岐阜市内で働いていたが、42歳で単身里山へと戻る。山菜採りを生業に人生を再出発。岐阜市内の日本料理店に勤めていた岩田芙美代と出会い、57歳で「かたつむり」を開店。キノコ仙人や山菜ハンターと呼ばれる。

岩田芙美代(いわた・ふみよ) 1977年7月2日、岐阜市生まれ。同じく「かたつむり」の料理人。父親の影響で幼少期から山菜採りや栗拾いをして育ち、やがて料理人を目指す。高校卒業後にイタリアンや京料理などの名店で修行を重ねる。23歳で清水と出会い、彼の採って来る物珍しい山菜に衝撃を受ける。「この人の食材で料理店をやりたい…」と一念発起。店を辞め、清水と共に生きる道を選ぶ。

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