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はるばる旅してまで食べる価値がある「世界のご当地料理」10選 | 日本からは意外な料理がランクイン - courrier.jp

サハラ砂漠で暮らしてきたベルベル人の伝統料理「マドファウナ」 Photo: Chris Griffiths / Getty Images

サハラ砂漠で暮らしてきたベルベル人の伝統料理「マドファウナ」 Photo: Chris Griffiths / Getty Images

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ご当地料理が旅の楽しみという人も多いに違いない。現地で味わうからこそ格別な料理を、世界のディープな旅先を紹介する米トラベルメディア「アトラス・オブスキュラ」が世界中から厳選──。食べたことがある料理はあるだろうか?


初めての場所を体感するのに最適な方法のひとつが、ご当地の食だ。熱々のヌードルやロッココ・クッキーなどは、現地の人々について、また移民、権力、農業の歴史についても多くを語ってくれる。

そんなわけで、現地に旅してまで味わいたい料理をいくつかご紹介しよう。

カオラウ(ベトナム)


カオラウは、とくにその伝統的なタイプだと、けっして国際化はされないだろう。
この料理はベトナム、中国、日本の料理技術の「るつぼ」であり、炒めた豚肉、さまざまなハーブ、パリパリの煎餅、カリッと揚げた豚の皮などのトッピングは再現できるかもしれないが、主役の材料は、ベトナムのホイアンの土壌でしか生み出せない。

そのコシのある太い米麺は、地元の木灰とミョウバンが豊富な井戸水を使って作られる。それが麺に特徴的な噛みごたえのある食感を与えるのだ。

カラプルカ(ボリビア)


ボリビアのポトシ市では、セロ・リコ火山からとってきた岩の熱で、スープがグツグツと煮立って湯気を上げている。

カラプルカはそのままでも素晴らしい、栄養たっぷりの食べ物だ。だが、給仕が焼け石を陶器のボウルに落とすと、このスープはスパイスと風味あふれる大釜に変身する。

石が入ったボウルは湯気が立ち、さざ波が起こり、黄色いトウモロコシ粉ベースのスープが、粉末状の唐辛子、オレガノ、アヒソース、薫り高いチャチャコマの葉が混ざったカラフルな輪の内側で煮えたぎる。

じゃがいもと、ビーフジャーキーや揚げたポークなどの肉が、スパイスをまろやかにしつつ、食事に重量感を加えてくれる。

フロドニ(ハンガリー)


この精巧な多層のケーキは、4つの異なるフィリングからなっている。まずプラムジャム、それからクルミ、リンゴ、ポピーシードで、それぞれがペストリーのシートにサンドイッチされているのだ。

手の込んだこのデザートは19世紀以来、ユダヤ系ハンガリー人の重要な象徴となってきた。プリムの祭りで楽しまれることが多い。プリムとはユダヤ教の祝日で、ペルシアにいたユダヤ人を滅ぼそうとした宰相ハマンの計画を阻止した、王妃エステルを祝うものだ。


四万十川の青のり天ぷら(日本)


地元の川に生えている草を食べたくなるような場所など、世界中さがしても多くはない。だが高知県にある四万十川の澄み切った水のおかげで、地元民も観光客も、このパリパリのごちそう、青のり天ぷらを楽しめるのだ。

残り: 1817文字 / 全文 : 3124文字

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Translation by Yuki Fukaya

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