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まいもん寿司のエムアンドケイ インドネシアに日本料理店:北陸中日新聞Web - 中日新聞

日本料理店を開業する予定の建物=ジャカルタで(いずれもエムアンドケイ提供)

日本料理店を開業する予定の建物=ジャカルタで(いずれもエムアンドケイ提供)

26年開業へ 現地で料理学校構想も


 回転ずし店「金沢まいもん寿司」などを展開するエムアンドケイ(金沢市)は、インドネシアで日本料理店のプロデュースに乗り出す。首都ジャカルタ北部で整備が進む日本をコンセプトにした街区「ジャカルタ・ジャパン・タウン(JJT)」で、2026年9月の開業を目指す。現地に日本料理の学校を開設し、インドネシアの若者にすし職人の技を伝えて店で働いてもらう構想も描く。 (高本容平)

 JJTは、インドネシア屈指の財閥サリム・グループと不動産開発大手アグン・セダユ・グループが手がける大規模な都市開発事業の一環。同事業はジャカルタのスカルノ・ハッタ国際空港から車で15分圏内の沿岸部の広大な埋め立て地(約2650ヘクタール)で整備が進められている。飲食やIT、エンターテインメントなど多業種の日本企業が参画を検討している。

 料理店では、すし、うなぎ、和牛(鉄板焼き)、天ぷら、お茶・和菓子の5種類を提供する。すし以外の料理のプロデュースについては、日本を代表する飲食店にも参画してもらい、新たな統合ブランドを作って売り込む。ブランド名などは今後詰める。店舗は既存の2階建ての建物を活用。外観は日本の寺院風で、周りには庭園もある。

 富裕層がターゲットで、客単価は約10万円を想定。エムアンドケイの池田俊之マーケティングディレクターは「インドネシアでは信じられないほど日本食が人気。日本と同じ品質で出すだけで価値がある。料理は富裕層のトレンドである『お任せ』で提供したい」と語る。

 料理学校は、現地の若者に日本語などを教え、技能実習生として日本に送り出す機関「ココロノシジ」の協力で運営する。金沢市出身の松田由美さんがココロノシジの代表を務めている縁で、連携が実現。校舎は新築し、26年8月の開校を目指すといい、池田さんは「全寮制にし、学費は就職後に支払ってもらうことを考えている」と話す。

 料理店開業や料理学校の新築にかかる費用はアグン・セダユ・グループが投資する方向で協議。池田さんは総投資額として30億円を提案している。料理店の売り上げ目標は開業1年目に12億円、5年間で累計73億円。

 エムアンドケイの木下孝治社長は「インドネシアは若年人口が拡大しており、これからさらに発展する国。プロデュースが成功すれば計り知れないメリットがある」と説明。すしネタは現地の魚介類のほか、東京・豊洲市場から輸出することも検討中で、「おいしいものをおいしく出すノウハウを生かし、人材を育て、正統な日本のすしを再現したい」と意欲をみせる。

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