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インドネシア料理通じ交流会 中区の調理菓子専門学校 - 中日新聞

インドネシア料理の「ロントン・サユール」を味見する参加者ら=浜松市中区の浜松調理菓子専門学校で

インドネシア料理の「ロントン・サユール」を味見する参加者ら=浜松市中区の浜松調理菓子専門学校で

 インドネシアと和食の交流会が十九日、浜松市中区広沢の浜松調理菓子専門学校で開かれた。日本人二十二人と県西部などに住むインドネシア出身の技能実習生や留学生ら三十八人が参加し、同国の伝統家庭料理の「ロントン・サユール(ちまき野菜スープ)」と「ルンピア(春巻き)」の調理を通じて交流を深めた。

 交流会は、設立二十周年の浜松インドネシア友好協会(浜松市中区)と同校の共催で、今回で六回目。東ジャワ州出身で、浜松在住十五年の青木エリサさん(41)が講師を務め、ホワイトボードに日本語とインドネシア語の両言語で書かれたレシピを前に、調理を実演しながら手順を説明した。

 各グループごとに調理実習では、インドネシア出身者が、味付けや野菜の炒め方のこつを教える場面もあった。青木さんによると、料理は日本人にも食べやすい風味にアレンジしており、東南アジアを代表する調味料「コリアンダーパウダー」も良いアクセントになっているという。

 調理中に味見した参加者からは「スープ内の鳥肉がいいね」「辛いけどおいしい」と独特の味付けを楽しんでいた。三年前から毎年参加しているインドネシア出身の会社員、イカ・アンディさん(23)=磐田市=は母国の家庭料理を前に「日本食も好きだけど、やっぱりインドネシア料理はおいしいね」と笑顔を見せた。 (山本晃暉)

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