大豆を発酵させた韓国みそのテンジャンや、甘辛いコチュジャンで味を付けたチヂミを「ジャントック」と呼びます。餅(トック)のようなもちもちした食感から名前が付いたとも言われ、昔は少なめの水分で練った生地を少量の油で焼いたり、羽釜の内側に貼り付けて炊飯と同時に蒸し上げたりしていました。
韓国では肉や海鮮などさまざまな具材で調理されており、今回は栄養価の高いツルムラサキだけを使ったレシピをご紹介します。独特のえぐみがみそと油と相性がよく、おいしく食べられます。
生地に使う上新粉は、片栗粉で代用しても構いません。みそは韓国みそがあれば本格的な味わいになりますが、日本の市販のもので十分です。
フランス料理の揚げ物「ベニエ」で生地にビールを入れるように、ジャントックには少しごま油を加えると、焼き上がりが軽く仕上がります。韓国のハーブであるエゴマの葉でシンプルに作るのも、お勧めです。
(キム・スジン・料理人)
材料(作りやすい分量)
ツルムラサキ100グラム、長ネギ½本、A(薄力粉50グラム、上新粉10グラム、コチュジャンとみそ各大さじ½)、ごま油大さじ1、米油適量
作り方
ツルムラサキは茎に切り込みを入れ、長ネギは縦半分に切ってから、それぞれ約2センチのざく切りにします。Aに水70ccを加え、コチュジャンとみそを溶きながらしっかりと混ぜたら、ごま油を加えて再度混ぜます。生地に切った野菜を入れて混ぜ、10分ほど置きます。野菜から水分が出てしんなりとし、焼く時に扱いやすくなります。フライパンに米油をひいて加熱し、生地を直径7センチ大の大きさに広げて中火で焼きます。ふちが少し乾いて色が変わってきたら、フライ返しでひっくり返し、少し押さえます。両面がこんがり焼き上がったら出来上がりです。
from "料理" - Google ニュース https://ift.tt/E5eRXB8
via IFTTT
Bagikan Berita Ini
0 Response to "ジャントック もちもちの味付きお焼き(キム・スジン/料理人)【毎日食べたい韓国の味⑨】|あなたの静岡新聞 - あなたの静岡新聞"
Post a Comment