日韓の物価逆転に驚く
この夏、久しぶりに韓国ソウルを訪れた。しかも8月、9月と2回連続。新型コロナウイルス感染拡大で長らく渡航が制限されていたため、実に3年ぶりの訪問となった。8月には日本出発前と韓国入国直後など複数回にわたってPCR検査を受ける必要があり、何度も綿棒を突っ込んだおかげで鼻を痛めてしまったが、9月に再訪した際には日本出発前や帰国前の検査が免除されており、日韓双方で徐々に水際対策が緩和されつつあることを実感した。
自由に海外に行ける世界が戻ってくることはうれしい半面、各国ともビザの要否や検疫などの対応が目まぐるしく変化している。コロナ禍をきっかけにSNSを始めたばかりの私にとっては、正確な情報をキャッチするだけでもひと苦労であった。
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ソウル市内の繁華街へ足を運ぶと、思いのほか多くの人たちが買い物を楽しんでいた。日本と同じくほとんどがマスク着用。まだまだ外国人観光客は少なく、商業ビルでは借り手の見つからない「空き物件」も目立ってはいたものの、少しずつコロナ前のにぎわいを取り戻しているように思えた。
現地で最も驚いたのは物価高。地下鉄やタクシーなどの交通料金を除けば、ほぼあらゆるものが日本よりも高い。コンビニでペットボトルのお茶を買っても、ファストフード店でもレストランでも割高感は否めず、人気のハンバーガーが6500ウォン(約700円)で売られている。報道ベースで見聞きはしていたものの、日韓の物価が完全に逆転してしまった現実はショックであった。日本はいつの間にか、きわめて快適な環境で「安い」国になってしまったということだ。外国人観光客が日本に押し寄せてくるのを手放しで喜べる状況ではない。
本音を口にできない息苦しさ
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