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フグ料理の使わない部分、ふりかけやすまし汁に…下関市のふぐ料理旅館「SDGsへ関心高めて」 - 読売新聞オンライン

 山口県下関市の老舗ふぐ料理旅館「下関春帆楼本店」が、フグの調理過程で本来は捨てられる部分を再利用し、オリジナルのふりかけを作る取り組みを始めた。朝食時に宿泊客に提供し、喜ばれている。

 同店はオリックス・ホテルマネジメント(本社・東京)のグループ会社が運営。今回の取り組みは、SDGs(持続可能な開発目標)の一つ「海の豊かさを守ろう」の達成につながる体験を利用客に提供しようと、各グループ会社が計22施設で3月15日~今月30日に実施している企画の一つだ。

 ふりかけは料理で使わないフグの身の余りをいってフレーク状にし、「しそわかめ」とあえて仕上げる。口に入れると潮の香りが広がり、身の食感が楽しめる。朝食では小鉢に入れて出しており、宿泊客はごはんにかけたり、そのまま味わったりしている。「子どもも食べやすい」などと好評だという。

 店では同様の取り組みとして2年前から、調理しづらいため料理には使っていなかったフグの皮の外側部分「外皮」を入れたつみれを作り、コース料理や会席料理のすまし汁の具として提供している。

 身の余りや外皮については、趣旨に賛同する市内の水産加工業者からも提供を受けている。

 下関春帆楼本店副支配人の宅野泰弘さん(48)は「従来の朝食にふりかけが加わり、喜んでいただいている。すまし汁を含め、食すことによってSDGsへの関心を高めてもらえればうれしい」と話している。

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